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今日、あなたに紹介する本は↓こちら↓
中央公論新社『発想法 創造性開発のために 改版』(川喜田二郎著)
この本は、創造性開発のために必要な発想法(本書でいうとKJ法)を学ぶことができる本です。
- 発想のアプローチの基本的な考え方や手順を理解することができます
- 実践例や応用例を多数見ることができます
- KJ法は多方面で活用できることがわかります
これらのメリットは、あなたの創造性や思考力を高めるだけでなく、
情報や仕事の整理にも良い影響を与えるかもしれません。
ぜひ、『発想法』というこの本を読んでみてください。😊
どんな本?
名著、刷新!
と、堂々とした帯がまかれたこの本。
川喜田二郎さんは1920年生まれ三重県生まれです。
京都大学を卒業後、大阪市立大学助教授、東京工業大学教授などを経て、
「発想法」「チームワーク」などに活用される「KJ法」を考案しました。
「発想法」⇒アイデアを作り出す方法について書かれています。
1967年が初版で現在までに 96版目(こんなに重版されるんですね笑)となっており、「名著」と言われるだけあります。
元が古い本だからか、川喜田二郎さんらからなのか、クセのある文章です。
普段、本を読まない方には読み進めるのが少ししんどいです。
内容は、著者が長年、野外研究をつづけた体験から編み出したもので、
データを「図解」して、「文章化」するという、シンプルな方法について書かれています。
どんな人が読むべき?
- 会社で企画立案を求められる人
- 考えを整理したい人
- チームをまとめるリーダーシップを得たい人
オススメ理由 その① 誰にでもできる
まず、この本がオススメな理由の一つ目は、発想法に使用されるKJ法が誰にでも簡単に使える方法だからです。
KJ法は、特別な道具や知識や技術を必要としません。
カードやペンやボードなどがあれば、すぐに始めることができます。
また、KJ法は個人でもグループでも使うことができます。
自分の頭の中にある考えや問題をカードに書き出すことで、客観的に見ることができます。
最近でいう、「マインドマップ」が概念としては似ていますね。
「マインドマップ」活用したことはありますか?
頭の中を整理するのに、「マインドマップ」はめちゃ良いと思っていたので、とても共感できました。
グループで使う場合は、メンバーの意見や情報を共有することで、多角的な視点や新しい発見が得られます。
「マインドマップ」は後に述べますが、ある点を注意すると客観性も出てくるので、情報の共有にもってこい。
1967年にすでにこんなこと書いてる本があったんですね!
オススメ理由 その② 多方面で役立つ
次に、この本がオススメな理由の二つ目は、KJ法が様々な場面で役立つ方法だからです。
KJ法は、元々は川喜田二郎さんが野外研究で使っていた方法です。
しかし、自分の目的や課題に応じて柔軟に使うことができる万能な方法です。
オススメ理由その①でも書きましたが、「マインドマップ」の考え方です。
例えば、本書では、本を理解するために使う方法が紹介されています。
読みながら、マインドマップで内容をまとめていくと、
インプットとアウトプットを同時にすることで、より理解が深まります。
この概念を理解するだけでも、いろんな場面で使えるので応用の仕方は無限大ですね!
オススメ理由 その③ 客観性が持てる
最後に、この本がオススメな理由の三つ目は、だれがみても有用な情報、客観性を持った情報をまとめる方法が書かれているからです。
KJ法は、データをカードに書き出して、関連性やパターンを見つけてグループ化(図解)します。
それぞれに一行見出しをつけて、全体の構造を明らかにする(文章化)という手順で行います。
この過程で、「叙述」と「解釈」をしっかりと区別することが大切にします。
そうすることで、「事実」と「自分の考え」をデータとして、そのものに語らせることができます。
これが、訓練が必要と書かれており、確かにかなり意識しないと難しいと思いますね。
あなたもマインドマップで読んだ本をまとめてみてください
「事実」と「自分の考え」ってごちゃ混ぜになってしまいませんか?
でも、これを訓練することで、上司でも同僚でも、友人でも誰にでも客観性を持った情報を提供することができるんではないでしょうか?
まとめ
『発想法』という本は、データを「図解」して「文章化」するという、シンプルな方法ですが、なかなか奥の深い方法です。
KJ法という誰にでも簡単に使えて、様々な場面で役立って、ひらめきを生む方法を学ぶことができる本です。
私はこの本を読んで、自分の仕事や趣味にKJ法を取り入れてみようと思いました。
(実際に、マインドマップはその一環ですね!)
まだまだ、新しいアイデアまで思いつくに至ってませんが、
KJ法は、頭の中の整理をするための強力なツールになりました。
もし、あなたも頭の中の情報を整理したい、創造性を高めたいと思っているなら、ぜひこの本を読んでみてください。
『発想法』は、あなたのビジネスや人生に新しい風を吹き込んでくれるかも?!